くせ毛の人は一度縮毛矯正すると、そのスパイラルから抜け出せないという悩みを抱えている人が多いのではないでしょうか。
私もまさにそんな状態がずっと続いていました。
10代の頃から縮毛矯正を続け、ずっと「縮毛矯正をやめたい」と思いつつ長い間このスパイラルから抜け出せずにいましたが、数年前にやっと縮毛矯正をやめることができました。
その結果…
やめて良かった!
…と感じています。
この記事では私がどのようにして縮毛矯正をやめることができたのか、また縮毛矯正をやめた後の髪質の変化やおすすめのお手入れグッズなどについて紹介します。
元々の髪のコンディション
まずはじめに、参考情報として私のくせ毛具合や髪の悩みについて紹介します。
私の髪は…
✔︎多い
✔︎太い
✔︎くせ毛
…こんな三重苦を抱えています。
くせ毛の度合いは緩めで、どちらかというとゆったりとうねっています。
緩めのくせ毛ではあるものの、顔まわりのくせが強く、おでこ周辺はクリクリとなっている毛が多いです。(あほ毛も多めです)
もともと乾燥しやすい髪質なのか、縮毛矯正をする前からパサパサでツヤがあまりありませんでした。
矯正縮毛の頻度
4ヶ月〜6ヶ月に1回という頻度で縮毛矯正をかけていました。
縮毛矯正歴は10年以上です。
毎回ストレートでは飽きるので、たまに縮毛矯正をかけた上で毛先にデジタルパーマもしていました。
きちんとした美容院では痛みにくい薬剤を使っていると謳われていることが多いものの、やはり髪へのダメージは非常に大きいと感じています。
一度縮毛矯正で伸ばした部分にデジタルパーマはダメージが強すぎました…。
矯正後の髪のコンディション
縮毛矯正直後は自分の髪だとは思えないくらいサラサラになりますが、1ヶ月くらい経過すると、毎回ドッと痛みが出るということの繰り返しでした。
何度も縮毛矯正を繰り返すうちに、ものすごい量の切れ毛と枝毛が出現するようになり、ビビリ毛と呼ばれるチリチリの毛も目立つようになり、髪のコンディションは最悪。
縮毛矯正の回数が増えるにつれ、ストレートの持続期間が短くなり、効き目が小さくなっていくように感じることが多くなっていたことを覚えています。
縮毛矯正をやめたいと思った動機とやめるに至った理由
私は下記の3つの事項が、縮毛矯正をやめる理由になりました。
- 髪へのダメージが大きすぎる
- お金の問題
髪へのダメージが大きすぎる
これは目に見える現実問題として目をそらすことができなくなりました。
とにかく、信じられないくらい髪が痛んでいる。
尋常ではない切れ毛と枝毛。
髪を一つに結んでまとめると、まるでほうきのようでした。
一時的に髪をストレートの状態にするために、どれだけ毛髪にダメージを与えているのかを考えると…
「いつまで縮毛矯正を続けるの?」
「一生続けるの…?」
…と縮毛矯正を続けることに疑問を感じるようになりました。
お金の問題
カットも含めて、縮毛矯正の施術代が一回あたり数万円かかっていました。
高いサロンで担当者を指名した上で縮毛矯正をしても、結局はアシスタントの方が大部分のプロセスを行って、担当の方は最後の仕上げやチェックだけというところが多く…
「高い料金を支払ってまでやることなのかな…」
…と思うことが多くなりました。
もちろん、担当の方が一人で最初から最後までついてやってくれるところもあります。
私がよく通っていた美容院はかなりの割合の作業をアシスタントの方がこなしていて、担当者が最終チェックしても、左右の仕上がりに満足がいかないということがありました。
縮毛矯正をやめた後の髪の状態
はじめのうちは大きな違和感がありました。
新しく生えてくる毛はうねうね、以前矯正をした部分はまっすぐと、なんとも違和感のある髪型でした。
この中途半端な時期を乗り切れず、縮毛矯正に舞い戻ってしまう人が多いのだと思います。
私も我慢できずに「もう一回、縮毛矯正かけたい!」と何度も思いました。
でもひたすら我慢…。
中途半端な時期を耐えることが大切
痛みきった毛先を思い切って20センチ程カットしたり、髪が生え変わるのをじっと待って、縮毛矯正をしていた箇所がなくなると、かなり自然になりました。
意外だったことは、縮毛矯正をやめたことによるダメージヘアから脱却し、髪が以前よりも扱いやすくなったということです。
私の髪はセミロングなので、1年以上かかりました。
とにかく忍耐です!
現在の髪のコンディション
毛先の切れ毛や枝毛はほとんどなくなったように感じていますが、元々の髪質が乾燥毛であるため、髪の広がりはまだあります。
ただ、縮毛矯正をしていた頃に多かった不自然なチリチリとした毛は全くなくなったので、縮毛矯正をやめて良かったと感じています。
縮毛矯正をやめてよかったこと&よくなかったこと
数々のメリットとデメリットがあります。
メリット
- お金の大きな節約に繋がった
- 枝毛や切れ毛が劇的に減った
- 以前よりも髪の手触りが良くなった(ゴワゴワ感が減った)
- 新しく生えてきた毛と矯正をかけた部分の不自然な境界線がなくなった
縮毛矯正すると一時的に髪のまとまりは良くなるものの、一定期間を過ぎるとかなりのダメージヘアに悩むことになります。
負のスパイラルから抜け出せたことは大きなメリットです。
かなり髪を痛めつけていたんだな…と今振り返って思います。
デメリット
- 髪が広がる
- 髪がおろせず、ヘアスタイルがマンネリ化する
元々髪の量がすごく多いので、縮毛矯正なしだと髪の広がりが酷く、髪を普通におろせません。
常に髪を結んだり、まとめている状態です。
ヘアスタイルがマンネリになりがち…これが私が感じている一番のデメリットです。
くせ毛さんにおすすめのヘアケアグッズ
何もしないとくせで髪が爆発した状態であるため、色々なアイテムを駆使して髪がまとまるようにしています。
以下に私自身が愛用しているおすすめのヘアケアグッズについてご紹介します。
くせ毛におすすめのヘアケア商品(オイル&シャンプー)
市販品よりも美容院専売品がおすすめです。
ただ、美容院専売品は市販品と比較すると「高い…」と感じてしまうかもしれません。
私も同じように感じていましたが、長年担当してもらった美容師さんと会話していて…
化粧水や乳液みたな基礎化粧品にはすごいお金をかける人が多いのに、シャンプーとトリートメントにはみんな市販の安いものを使うんだよね…。頭皮のケアこそ大切なんだよ。
こんなことを言っていて、ハッとしました。
実際に美容院専売品を使ってみると、美容師さんがおすすめする美容院専売品はやっぱりいいな…と感じています。
ヘアオイルのおすすめ商品
ホホバオイルを含め、常時数種類のヘアオイルを所持して好きなものを使っていますが、これまで一番リピ買いしているものはケラスターゼのオイル。
ベトベトしない適度なしっとり感がでるところが気に入っています。
シャンプー&トリートメントのおすすめ商品
美容師さんがよく言うこと。
「シャンプーこそヘアケアの中で一番大事だよ!!!」
ついつい安いものを選んでしまいがちですが、高くても良いものを使うようにすると、髪のおさまりやまとまりが変わってきます。
一番長く使っているシャンプーはヘアオイルと同じようにケラスターゼです。
ケラスターゼには様々な商品ラインがありますが、くせ毛ラインの商品を使うと髪がまとまりやすくなります。
また、頭頂部のあほ毛対策にはマトメージュを使っています。
プチプラですがかなり優秀なので、あほ毛に悩んでいたら試してみてください。
まとめ髪にした時のおくれ毛対策にも活躍します。
くせ毛におすすめのヘアケア家電
ヘアドライヤー
定番人気はパナソニックのナノケア。
購入する前はドライヤーに万単位のお金をかけるのは高いと感じましたが、使ってみて納得です。
髪のまとまり具合が他のヘアドライヤーとは違います。
旅行先で安いヘアドライヤーを使うと違いが明確です。
ナノケアのドライヤーがあればくせが直るというわけではありません。
くせ毛に悩んでいる人は、「くせ毛はそんなに甘いものではない!」ということを過去の経験から実体験として痛感しているはずです。
なので、私もドライヤーだけでくせ毛が完全に直るとは全く思っていません。
ただし、良いヘアドライヤーを使うと髪がまとまりやすく、手触りが若干良くなることは事実です。
まとめ:縮毛矯正をやめたいなら試してみるべき
縮毛矯正をやめるという決断はくせ毛がコンプレックスとなっている人からすれば、大きな決断です。
私も未だに髪に対するコンプレックスはあります。
縮毛矯正をしていた頃の昔の写真と現在を比較して「やっぱり縮毛矯正をしたばかりのまっすぐな髪の方が良いな…」と思うこともあります。
あのサラサラ感やまっすぐ感は、縮毛矯正をしないと作り出せないものです。
ただ、縮毛矯正をやめたことで以前よりずっと髪自体のコンディションが良くなったことから、できるだけ自然な方法で髪を良くしたいと思うようになっています。
くせ毛の度合いや髪質は個人により様々でくせの度合いが強い人は縮毛矯正をしないとどうしてもまとまらないというケースもあると思います。
色々悩みはつきませんが、より自然で自分らしい髪型やヘアケアを見つけるためにも、「縮毛矯正やめたいな…」と思っていたら、思い切って一度やめてみることも良いチョイスです。
私は縮毛矯正をやめて本当に良かったと感じています。